段階式着圧って、何のこと？

〇段階着圧という説明が書かれている着圧ストッキングの【〇段階】とは、何なのか？と、疑問に思ったことはありませんか？

何か？というと、圧バランス適合評価装置により圧迫圧の数値を計測した箇所の数です。

つまり、計った箇所が5か所あれば「5段階着圧」ということです。

▲このようにhpaと書かれた数値の数のことです。

弊社のVenus-Lineで言うなら、3か所の計測数値をパッケージに印刷していますので、表現的には【3段階着圧】ということです。

ごきげんよう🎵

美脚になりたくて、なりたくてついに・・・

一生ものの美脚を手に入れるオリジナルストッキングを作った、ふ～みんです。

今日は、紛らわしい段階式着圧のなぞを、紐解いていきます。

段階の数字が多い方が、効果があるわけではありません

着圧というのは、段階式になっており各メーカーによって、多段階着圧や〇段階着圧と書かれているのを見かけると思いますが、〇段階着圧というのは「圧迫圧を計測した箇所の数」というだけですので、そんなに気にしなくて大丈夫です。

3段階より5段階が効果があると言うことではありません。

各メーカーによって、圧迫圧を強調したい部分を計測してより細やかな段階で表記しているだけです。

Venus-Line で説明すると、足首が28hpaで一番圧迫圧が強く、ふくらはぎは25hpaに少し緩んで、太腿は18hpaと下から上にかけて、段階的に強弱があります。その計測した箇所3か所を表記しているので、表現するなら【3段階着圧】となります。

また圧泊圧の数字が大きいから効果があるというわけではありません。

段階のバランスが大事なのです。

重要なのは、圧迫圧があたる位置

着圧ストッキングのサイズは、脚の太さのサイズではなく身長を基準としています。

なので、サイズ表の中で自分の身長がその中央値に近いものを選ぶのがベストです。

身長のが150㎝の人と170㎝の人では、足の長さが違うでしょ・・・

だから、身長で選んでほしいのです。

なぜなら、むくみ防止のために圧迫圧をかけたい部分が、身長によってズレてほしくないからです。

サイズが「フリーサイズ」の場合

まともな着圧ストッキングでは、「フリーサイズ」というのは、ありえません。

着圧と表現されていても、それはただの「キツイ」ストッキングいや・・・ものすごく厚いのでタイツだと思ってください。

百貨店や量販店では、フリーサイズの着圧ストッキングは絶対に売っていません。

ネットショップやフリマサイトでしか買えないでしょう。

いかにも脚痩せ効果があるような表現で売られています。

要は、中国で作られた「なんちゃって商品」（着圧ストッキングもどき）です。

フリーサイズとさえ、表記されていないものもあります。

これは、むくみを解消するために作られた商品ではありません。

販売者利益を一番に考えた商品だと、私は思っています。

もちろん、商売ですから、利益は大事です。

ですが、同じく着圧ストッキングを販売する者としては、パソコンやスマホの向こう側にいるお客様の足の悩みを楽にさせたい商品じゃないものと【同じカテゴリ】で、販売していく切なさを感じずにいられません。

使用前・使用後の比較写真で見ると、とても細くなることを夢見ることができるように思いますが、段階式着圧ではなく最大限ギュウギュウに締め付けると言うだけの物です。

「履いている時だけ細く見えれば良い」という目的の方には、良いでしょう。

理想の段階式着圧と、足の甲の圧迫

各メーカーで圧迫圧の数値は違いますが、足首が一番強く圧迫圧をかけ、ふくらはぎ・太ももにかけて、なだらかに緩まっているものが理想です。

ですので、きついのが苦手な人は足首の数値が極力小さいものを選ぶと良いでしょう。

もう1点、私がどうしてもこだわったのが「足の甲の圧迫圧」です。

どのメーカーも、足首からつま先にかけては細くなっていますが、それ自体は当たり前のことですよね。

足先が小さく細くなっている形状のことではなく、足指の付け根から甲にかけてきちんと圧迫圧をかけたかったのです。

Venus-Lineは、特にこの部分の圧迫圧にこだわりましたが、数値が計測できない為、足の甲部分は【テーピング理論】の技法を搭載しました。

むくみに悩まされてきた私の経験から、ふくらはぎ以上にむくみが辛かったのが足指だったからです。

この足の甲にテーピング理論を搭載することで、足の甲部分がきっちりと圧迫され、指先をむくませないようにしました。

これはVenus-Lineが、他の商品と差別化できる最大の特徴です。

段階式着圧も、日本の技術が最高

OEMなどの展示会に行くと、最近は中国・韓国の業者もたくさん出店していて、異国感さえ感じるときもあります。

私も実際、ビックサイトの展示会で出店していた中国の業者さんに見積を依頼したことがあります。

オリジナル商品を探している方に、誰にでも売ってくれます。

でも実際は、製品がオリジナルではなく「パッケージがオリジナル」という笑える話です。

「これとこれがあるけど、こっちの方が売れてるよ・・・パッケージの希望がなければ、この中から選んで！一番売れているのはこのパッケージだよ！」

こんな会話のやり取りをされて、あっけにとられた記憶があります。

確かに、私もいろんな商品を試していますので、見たことのあるパッケージでした。

○○ショップ1位とか、月間販売数〇万足！みたいなことを書かれていたのは、見かけていました。

一応、圧迫圧やむくみへの効果を聞きましたが、「綺麗」「痩せる」という単語しか言えません！！というより、その単語以外の日本語が話せない状況で、商談する気にはなりませんでした。

仕入原価は、ロット数にもよりますが6000足くらいで1足150円~300円という、目を疑うような超・超破格見積です。

私が知る限り、日本の業者でこんな金額を提示している会社は1社もありません。

手に取ってみて、安いには安いなりの理由があり、金額あたいでしかないと実感して、その場を去りましたね💦

ウエストゴムの質なんて最悪でしたよ。