着圧ストッキング、まずは型選びから

ひどいむくみに悩まされている人の多くは、弾性ハイソックス（業界ではひとまとめに弾性ストッキングとしている）などの、着圧効果がある靴下を使っています。

すでに着用経験がある人なら、自分が求める着圧効果に応じてハイソックス・パンティストッキングなどの種類を柔軟に選べるかもしれませんが、初めて選ぶ場合は何を選んだらよいのか不安に感じてしまいますよね。

ごきげんよう🎵

美脚になりたくて、なりたくてついに・・・

一生ものの美脚を手に入れるオリジナルストッキングを作った、ふ～みんです。

今日は、むくみ防止のために選ぶ弾性ストッキングの形状別で比較した効果の違いについてお話しします。

ストッキングの形状別分類

ストッキングはその形状によって、以下のように細かく分類されています。

■A：パンティストッキング：パンティとストッキングが一体になっている薄手の靴下。略称はパンスト。爪先から腰までを一足で覆うものを指す。

■B：タイツ：腹部迄覆う長さの厚手の靴下。

■C：ガーターストッキング：太ももまでの長さのストッキング。パンティストッキングに比べ、ショーツ部分がないだけで涼しいので夏の大活躍。

■D：オーバーニー：膝の上までの長さの靴下

■E：ハイソックス：膝の下までの長さの靴下

■F：ハイクルーソックス：ふくらはぎまでの長さの靴下

■G：クロークルーソックス：くるぶしまでの長さの靴下

■H：フットカバー：足部のみの、浅舟型の足カバー

むくみ防止に効果がある型の比較

上記に書いたように、靴下にはA~Hの型があります。

この型を基本として、さらに細かく分類がなされています。

こちらでは、一般的にむくみや下肢静脈瘤予防に用いられるストッキングのA・C・Eの特徴を紹介します。

むくみ予防に使われるストッキングは、弾性ストッキングや着圧ストッキングと呼ばれている商品です。

「効果の範囲」がどう違うのかについて書きますので、あなたの今の足の状況と照らし合わせてみてください。
病院で薦めているからと言って、誰にとっても弾性ハイソックスがベストな選択とは限らず、人それぞれの悩みに応じて使い方を考えることが大切です。

E：病院で推奨されるハイソックスタイプ

ハイソックスタイプは、履いたり脱いだりするのが比較的かんたんで、着用時に不快感が少ないというメリットがあります。

一般的にむくみというと、ひざ下のむくみを訴える人が多いので「ひざ下だけの圧迫圧」で良いという販売者が多いです。

また、相対的に見て価格帯も安く、気軽に買い求めやすい傾向が見られます。

そうは言うものの、値段が安いものには安いものなりの理由があることは忘れないでください。

病院で薦められるのもハイソックスタイプが多いですが、それは医療認可を受けた治療用の物です。

着圧が強いから良いというわけではなく、着圧機能が優れているものです。

大きな特徴としては、その高い着圧機能が挙げられ、他の弾性製品の種類と比較するとhPaの数値も高めです。
よって、足首からふくらはぎまでのむくみに悩んでいる人にとっては、高い効果が期待できると言えるでしょう。

その反面、長さが足らず太ももまで圧迫できないため、脚全体のむくみを解消したい場合は別のタイプを選んだ方が賢明かもしれません。

A：広範囲に着圧効果があるパンストタイプ

パンストタイプは、ハイソックスタイプとは違った性能を持っている製品です。
足首・ふくらはぎ・太ももに加え、お腹やお尻までケアしてくれるため、下半身全体のむくみをケアするのに向いています。

ポッコリお腹やお尻の垂れにも配慮されています。

また、ずり落ちる心配が少なく食い込みにくいため、ファッションの面でも幅広く取り入れることができます。

ただ、機能性が高い分履くときが大変というデメリットがあります。

具体的には、着脱がしにくいためトイレが面倒で、夏場は蒸し暑くなります。

リンパ浮腫のように、むくみに左右差がある場合などは、左右のバランスを取ることが難しいこともあります。

C：脚全体を重点的に引き締めるガーターストッキングタイプ

パンストタイプとハイソックスタイプ、両方のメリットを兼ね備えたタイプと言えるのが「ガーターストッキングタイプ」です。
足首やふくらはぎだけでなく、膝上や太ももも圧迫でき、それでいて着脱もパンストタイプに比べてかんたんです。

下腹部や下肢の蒸し暑さも和らぐため、夏に向いている商品です。

弱点としては、太ももまでをカバーしているため、どうしてもずり落ちやすさが目立ちます。

最近ではずり落ち防止対策で、太腿裏側のゴムにシリコン加工が施された商品もあります。
バーターベルトやソックタッチを利用するなど、ずり落ち対策が必要になるでしょう。

A・C・E共通：つま先の血流が確認できるオープントゥタイプ

パンストタイプ・ハイソックスタイプ・ガーターストッキングタイプそれぞれにつま先が開いているオープントゥタイプがあります。

外出時ではなく家でくつろぐときに使用される方が多いです。

オープントゥタイプの特徴は、指先を開放しているため靴下が苦手という人も、靴下のわずらわしさがないというのがメリットです。

下肢静脈瘤やリンパ浮腫などの病気の方は、血流を確認できるこちらのタイプを使ってください。

A・C・E共通：指先の形状も色々

指が分かれていないもの、5本指・2本指のものがあります。

見慣れているのが、指が分かれていないモノかと思いますが、着圧があるものは指先までギューっと締め付けられます。

指先は解放してあげた方が、足の健康には良いので5本指や2本指のタイプを選ぶのをお薦めします。

見栄えが悪いという方もいますが、慣れです。

外反母趾の予防にもなりますので、是非お試しください。

Venus-Lineは、2本指の足袋形状になっています。